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創業75年、もうすぐ76年。”真面目にやって、長く続く”肉の谷口総本店

今回は、「牛コロホルモン」が人気になっている、歴史ある肉屋「谷口総本店」さんのご紹介です。
お話を、店長の大山さんにうかがってきました。
谷口総本店さんは、JR中間駅から、徒歩5分の場所にある昭和町商店街にお店を構えています。

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昔は、炭鉱で賑やか。200mの列も出来た。

創業75年、もうすぐ76年ということで大変歴史のある事業者さんなんですね。

当初はね、この店の周りは、田んぼでね。お店って、うちしかなかったから、200mも出来てたんですよ、お客さんの列が。大型スーパーも無かったしね。
昔はね、炭鉱でに賑わってた頃は、この店の前のとおりも活気があったね。とおりを挟んだ向かいの建物があるでしょ、そこは銀行だったんよ。それから少し離れたところには農協もあったね。本当にに賑やかだったなぁ。映画館、パチンコ屋もいくつもあってね。
当時の賑やかさは、80代、90代の人に聞くと、よく分かるよ。

今も残る小売りスペース。こちらの面は、かつての昭和町商店街だったそうです。

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天井からは、お肉を巻く「肉の谷口総本店」の包み紙が下がっています。

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多いときで支店は、14~15軒

創業75年、もうすぐ76年、歴史あるお肉屋さんなんですよね?

お店の看板にもあるでしょ、「谷口総本店」て。「総本店」だから、支店もあってね、支店がテナントとして色々な場所に入ってたんよ。多いときで、14~15軒ぐらい支店があったね。
先代の時には、市内の学校全部にお肉を納入してたなぁ~。今は、そこから減っているけどね。
この店は、「卸」と「小売」をしているけど、肉屋さんに豚肉や牛肉を卸す方がメインだったね。
初代それから2代目の時は、本当に賑やかだったね~。たしか、県の食品衛生の会長とかもしてたもんね。
お店の看板に丸印の「源」てあったでしょ。あれはね、先代の名前「源八」さんからとってつけてるんですよ。

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店内には、歴史ある仕事道具がたくさんありました。

まずは、こちらから。大きな肉をぶら下げる道具です。
「S(エス)カギ」と呼ばれていました。

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続いては、計量器です。今では、もう同じものは手に入らないそうです。

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最後にスライサーです。これも、歴史を感じます。
このマークを撮っといて。と言われ撮影しましたが、理由を聞き忘れました(汗)

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代替わりして40年

ご主人が、継がれてどれくらいの期間になるんでしょうか?

私が代を継いでからは、そうだね~40年くらいかな。その間に、ここらへんの風景も随分と変わったね~。当時は、経済も成長していて、景気がよく良かった。”真面目にやれば、上手くいく時代”だった。

長く続いてらっしゃるので、真面目にやってこられたんですね。

そうそう、真面目にやりましたね。

長い間、事業をされてきて印象に残ることには、どんなことがありましたか?

やっぱり、お客さんから『美味しかった~』と言われることですね。『やっぱり谷口さんじゃないと』って注文が来るんです。

そうなると、気を遣うことも多いんじゃないですか?

仕入れには、本当に気を使いますよね。同じ5等ランクのお肉でもね、素人には分からない違いがあってね。でも古くから付き合いのあるお客さんには、分かるんで、気を使って仕入れていますよ。

谷口総本店さんでは、ハンバーグや串焼き等も人気。

ハンバーグ5

串カツ3

ふるさと納税に返礼品を提供していただいていますが、出してみていかがですか?

私は、あまり知らなかったけど、20年位付き合いのある業者さんから、詳しくて誘われて出してみたんです。その業者さんから「創業75年なんて、今、そうそう無いですよ。辞めたらもったいない。まだまだ、頑張ってもらわないと。」って応援してもらって、頑張って続けいています。
今、ホルモンを出してますが、”丸腸”って昔は、建設業の男性の方が好んで食べられていたイメージですけど、今は、美容にもいいようで女性の皆さんも好んで食べられるようになりましたね。

牛コロホルモン1

ホルモンは、昔は、捨てていたんですよ。方言で、捨てるを意味する”放るもん(ほおるもん)”→ホルモン、知ってたでしょ。ホルモンは、昔は食べてなかったもんね。20年位前でも、今の値段の1/5だったもんね。物価の違いもあるけど、安かったよね。

人気の「牛コロホルモン」調理のポイントは?

今、提供していただいている商品で、人気の「牛コロホルモン」がありますが、調理のポイントを教えていただけますか?

マルチョウは脂が多いので、焼いていると焦げ付くことがありますね。コツをおさえれば、上手にマルチョウをおいしく焼くことができますよ。 マルチョウをおいしく焼くには、網や鉄板にのせた後は放置しないこと。溶け出した脂が一箇所に集中しないよう、転がすのがコツなんです。しっかりと火が通って、中心の脂部分が溶けた頃が食べごろですよ。

アレンジレシピは?ありますか?

「牛コロホルモン」を使った、”アレンジレシピ“がありましたら教えてください。

(焼きそば・焼うどん)材料:麺・にら・もやし・牛コロホルモン
1⃣解凍した牛コロホルモンの肉だけを取り出し熱したフライパンで焼く。
2⃣表面に焼き色が付いたら、お好みの野菜と一緒に炒め、更に麺と残りのタレをいれ炒め合わせる。
※1袋で約2人前、野菜や麺の量で味の濃さは変わります。

博多ホルモン焼き2

(もつ鍋)材料:キャベツ、玉葱、ごぼう、ニラ、白ゴマ
1⃣解凍した牛コロホルモンを鍋に1袋入れる。(1袋で2人前位)
2⃣その上に野菜(キャベツ、玉葱、ごぼう等)をのせる。
※お好みで、にんにく、鷹の爪をのせてもよいと思います。
3⃣蓋をして中火にかける。
4⃣野菜がしんなりしてきたら、ニラ、お好みで白ゴマを入れ、ひと煮立ちしたら出来上がり。
5⃣食べ終わった後、ちゃんぽん麺を入れたり、おじやにしてもよいと思います。
※モツが苦手なお子様やお年寄り用に、鶏モモ肉を追加で入れても良いと思います。牛カルビを入れる人もいますよ。
※参考画像の土鍋は約18㎝の1~2人前用です。

もつ鍋4


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