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『オモシロ、楽しく提案できたら』㈱マル五

ふるさと納税でのご寄附に対し、お贈りさせていただいている「お礼の品」。

”中間市のふるさと納税”において、お礼の品を提供いただいている事業者さんを紹介していきます。

今回は、戦後中間市で創業し、ふるさと納税においてもチャレンジを続ける水産加工会社、(株)マル五をご紹介。

―戦後間もなく創業―
「マル五は、昭和21年から鮮魚店で始まりました。」と話すのは、4代目の辻寿也社長。

辻社長正面

マル五事業所看板

「3代目まで、昭和30年代、炭鉱で賑わっていた頃には、市内に7店舗くらい設けていました。それも炭鉱の閉山後は、人口が減り、賑わいも薄れていき2店舗になりました...同業者の方々も事業をたたんでいかれましたね、番号札が1桁、「No.1」の業者で残っているのは、今ではうちくらいでないでしょうか(笑)」

遠賀魚市場帽子cap4

辻社長の仕事道具

—     オモシロ、楽しく提案できたら—
現在は、「“もずく”や“めかぶ”といった食材が好まれる健康志向とともに事業が伸びていきましたね~。鮮魚店ではじまりましたが、水産加工がメインになりました。」

めかぶ

マル五 人気の「めかぶ」

「私たちが取り扱う海藻は、どちらかというと“はじっこ商品”。でも必要なものなんです。ニッチな隙間に、ありそうでなかった商品提案をしてポジションを確立できました。新商品開発して、パートさんから“社長、あの商品分けてもらえます~?”と言われたら“やった!!上手くいく!”ってなるんです。パートさんは、主婦のプロ。そのプロに求められる商品だから、売れるはず(笑)パートさんの声かけは、嬉しいですね。」

工場内パートさん

工場内では、パートさんの活気で満ちていました。

—米粉の麺 マル五めん—

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遠賀川西岸には、遠賀平野が広がり、米作りが盛ん

「生まれも育ちも中間市、中間市のモノを使って商品を作りたい。中間市で何があるかなぁ~と考えてみたら、「米」があるなと。最初に作ったときは、米粉だけを使って“ボソボソ”になってしまって全然ダメでしたね(笑)そこから試行錯誤を重ねて米粉との配合を見つけました。ツルツルシコシコ麺が誕生しました。」

マル五めん

マルゴめん海藻入04

ツルシコ食感のマル五めん

米粉の麺の特徴としては、グルテンフリーが挙げられますよね。
「そうなんです、召しあがっていただいたお客さんから、“こういうふうに食べました~”ってレシピ付きで感想が届くんです。当初販売していたマル五めんは、アレルギーの方向けに販売していたので、グルテンフリーの“麺”だけでした。今では、アレルギーではない方にも購入いただけるようになって、“トッピングやスープもあると嬉しいなぁ”というお声もいただけるようになりました。

説明中の辻社長

インタビュー中、ずっと笑顔の辻社長

—ヒデカばばの味—
そういったお客様の声を受けて、新しい商品が生まれたんですよね。
「はい、私の祖母、ヒデカばばが、店先で魚を甘辛く炊いていた、その味を厚揚げで再現しました。ひでかばばの味には、レシピが無かったんです。レシピは、ヒデカばばの舌(笑)。ヒデカばばが炊き上げる時に、横について分量を確認して、レシピを作り上げました。パートさんにも大好評の味で、「社長、これだけで売らないんですか?」と言われるほどの自信作です!」

マル五ヒデカばばDSC_6673a

ヒデカばば 帽子はご本人が買い付けに行っていた頃のもの

マルゴめん海藻入トッピング付01

”ヒデカばばの味”をご堪能あれ

-辻社長の好きな風景-

遠賀川鉄橋 夕方1

中学校時代 帰り道に眺めていた、夕日に照らされる鉄橋



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